新しい安心母と子の産婦人科連絡協議会


予期せぬ妊娠をされた女性を支援し、産まれて来る赤ちゃんが安全に健やかに幸福に育まれるよう行政と連携して支援する産婦人科の連絡協議会です。

設立趣意書基本方針
活動内容参加医療施設本部

●設立趣意書

わたしたちは先人たちの様々な知恵と失敗に学び、福祉と医療をつなぎ、産婦人科同士も連携を取って、追い詰められた母と子を救い、赤ちゃんが欲しくてもかなわなかった愛情たっぷりのご夫婦に赤ちゃんを託し、赤ちゃんの人生を少しでも明るいものにするお手伝いができるように、あんしん母と子の産婦人科連絡協議会を立ち上げました。

小さな子供たちにとって愛情深い両親に見守られて育つこと以上に素晴らしいことはありません。これこそがボンディング形成の基本単位であり、物質的な豊さ以前に子供のために整えるべき環境の中で最優先すべきものであり、教えていくべきことであると思います。父と母が信頼し合っている家庭で育つ子供は、人を信頼する心、愛する心を家庭でしっかり身につけることにより、人生を肯定し、その後の人生において安定した幸福な人間関係を築いていく事ができる様になります。そしていつかその子が家庭を築いた時、良い連鎖を生み出し、ボンディングはさらにその子供に、脈々と受け継がれていくことでしょう。

患者さんの身体のみならず、心の痛みを和らげ健全な日常生活に尽力するのは医の道を歩むものの使命であり、妊娠に戸惑い、悩み、悲嘆にくれる妊婦さんに寄り添い、産まれ来る新しいいのちを守ることに人生をかけるのは、産婦人科医療に携わる特権を得たわたしたちの責務であると自覚しています。わたしたちは日夜、妊娠を望みながらなかなか赤ちゃんに恵まれない患者さんたちと、妊娠しても自分で育てる道を選べない妊婦さんの狭間で生きています。
微力ながら協議会一同、力を合わせて押し進めていきたいと思っております。                   

平成25年9月8日
あんしん母と子の
産婦人科連絡協議会

↑ページトップ


●基本方針
・第一に考慮すべきは子の幸せであり、次に実母の心のケアを大切にする。

・虐待防止の視点から必要に感じて養子縁組を行うのであり、養子縁組が優先するのではない。

・実母、養親いずれからも謝礼や寄付金などを取らない。医療の一環として扱う。

・原則として国内において縁組を行うべきであり、日本人の子供は日本人のご夫婦へ託すことを基本とする。

・医療と福祉をつなぐ役割を果たす。

・地元の児童相談所との連携を密にする。

・日本医師会・日本産婦人科医会・厚生労働省の意向を重視する。

↑ページトップ


●活動内容
1. 妊娠等について悩まれている方を支援し、産まれて来る赤ちゃんのいのちを守る
予期せぬ妊娠をされた方、諸事情により育てられない可能性がある女性、 その他妊娠等について悩まれている女性は、以下の専用電話またはメールにご連絡ください。
048-522-5571
(月〜金 9時〜17時)
kibou@anshin-hahatoko.jp


2. 特別養子縁組支援
あんしん母と子の産婦人科連絡協議会(以下、本協議会)では生みの親が育てることのできないお子さんを、ご自分の家庭に向かい入れ、その子どもを心から愛してくださって養親となってくださるご夫婦を求めています。
お子さんを迎えてくださる方には以下の点をお願いしています。

1)本協議会の理念と養子縁組支援に関する考え方を理解し、これに同意し、本協議会の養親候補者として登録されたご夫婦であること
注:登録までには、書類の提出の後、複数回の面接と家庭訪問等を行います。

2)ご夫婦の年齢が、実際に子どもの委託が行われる時点で46歳の誕生日を迎える前日までであること

3)結婚後3年以上経っていること

4)心身ともに健康であること

5)安定している職業があること

6)基本的に不妊治療に努力してきた方(例外もあり)

7)日本国内に居住していること

8)ごご夫婦ともに自治体から、里親として認定され、登録されていること
注:里親登録は、本協議会の養親候補者になるために行うものではありません。子どもの委託を児童相談所から受ける意志のない方が里親として認定・登録されることはありません(児童福祉法第6条の4参照)。
注:当協議会では児童相談所から子どもの委託を受ける意志のある方が、当協議会の養親としてふさわしいと考えています。

9)児童相談所、市町村、里親会等と良い関係を保ち、子どもを地域の中で養育してくださること
注:本協議会は、自らの責任において、本協議会の養親になって頂くことが適当な方かどうかを確認します。当協議会と養親は、子どもと産みの親(当協議会では、「生母さん」と呼んでいます)の命を守り、人生を応援するためのパートナーの関係であると考えています。そのためにも、子どもを迎える養親の方にも幸せになって頂きたいと願っています。私たちも子育てを支援しますが、様々なご苦労も伴いますので、同じ立場にいる方々との支え合いが必要ですし、お住まいの地域にある様々な子育て支援機関の支援も受けて頂く必要があると考えています。

正式に申込みをお受けする場合には、当協議会が指定する申込書、調査票等の他、住民票(同居している方全員の状況がわかるもの)、所得を証明するもの、健康診断書(直近のもの)などの書類の提出をお願いすることになります。 申込を希望される方は、必ず下記メールアドレスまで事前にお問い合わせください。

お申込み・お問合せは以下メールアドレスにお願いいたします。
kazoku@anshin-hahatoko.jp

ご注意1: メールにはお電話番号を記載してください。
ご注意2: 携帯電話からのメールですと、こちらからの返信メールを受信できない場合があります。 以下のメールアドレスを着信できるように設定いただくか、なるべくPCのメールアドレスで送信くださいますようお願いいたします。
ご注意3:インターネット上の書き込み等は、不特定多数の方々が閲覧できる特性がございます。当協議会が取り扱う事案は、非常に繊細でデリケートな内容となりますので、当協議会スタッフとのやり取りや経過等、当協議会に関する内容をインターネット上に掲載することは控えて頂きます様お願い申し上げます。
当協議会は、生涯にわたって母と子を守っていきます。

※送信いただいたメールは順次読ませていただき、お返事メールを送信しておりますが、数多くのお問い合わせが来ており、返信が遅くなる場合もございます。
必ず返信いたしますので、返信メールをお待ちくださいますようお願いいたします。

※厚生労働省「里親制度等について」ページもご参照ください。

養子がほしいのになぜ里親?と疑問を感じる方は、書籍「子どものいない夫婦のための里親ガイド」吉田奈穂子著(明石書店) をご一読ください。協議会として推薦いたします。
書籍「子どものいない夫婦のための養子縁組ガイド」吉田奈穂子著(明石書店)も推薦いたします。こちらには、あんしん母と子の産婦人科連絡協議会についても掲載されています。

↑ページトップ


●参加医療施設
特別養子縁組取り扱い医療施設
・さめじまボンディングクリニック(埼玉県)
・神野レディスクリニック(滋賀県)
・田中病院(山口県)
・福田病院(熊本県)
・森産科婦人科病院(北海道)
・札幌マタニティ・ウィメンズホスピタル(北海道)

養子縁組希望者に対して相談に応じる医療施設
・愛育病院(鹿児島県)
・あまがせ産婦人科(福岡県)
・荒木病院(石川県)
・岩永レディスクリニック(大分県)
・窪谷産婦人科(千葉県)
・恵愛病院(埼玉県)
・慶愛病院(北海道)
・小阪産病院(大阪府)
・産婦人科 筑紫クリニック(福岡県)
・島原マタニティ病院(長崎県)
・なないろレディースクリニック(茨城県)
・母と子の上田病院(兵庫県)
・ひたちなか母と子の病院(茨城県)
・古川産婦人科(福島県)
・宮原レディースクリニック(大分県)
・ヤナセクリニック(三重県)

↑ページトップ


●本部所在地
一般社団法人
あんしん母と子の
産婦人科連絡協議会 本部

〒360-0025
埼玉県熊谷市太井1681
医療法人きずな会
さめじまボンディングクリニック内

お問い合わせ:
妊娠等に悩んでいる方、育ての両親希望の方のお問い合わせは、活動内容をご覧下さい。
それ以外のお問い合わせは以下のメールアドレスにお願いしたします。
info@anshin-hahatoko.jp

↑ページトップ

(一社)あんしん母と子の
産婦人科連絡協議会